マカオの2017年産業構造統計公表…第三次産業が94.9%占める=前年から1.6ポイント上昇

マカオ政府統計調査局は11月21日、昨年(2017年)のマカオの産業構造統計を公表。産業付加価値総額は前年から実質9.1%増となった。

その要因として、第三次産業が好調の好調が挙げられる。中でも、ホールセール・リテール業とゲーミング(カジノ)業の付加価値総額がそれぞれ実質で21.9%、16.2%の大幅増だった。

昨年の産業構造の比重は、第二次産業が建設業の比重低下により前年から1.6ポイント下落の5.1%、第三次産業は前年から1.6ポイント上昇の94.9%で、このうちカジノ及びカジノ仲介業の比率が2.5ポイント上昇の49.1%に。一方、非カジノサービス業の比率は0.8ポイント下落の45.8%。

近年、マカオ政府では、経済の過度なカジノ依存からの脱却を掲げ、産業多角化の推進に取り組んでいる。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

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