マカオのジャンケットプロモーター事業者数が6年連続減少…ピーク時半分以下の100に

1月30日付のマカオ政府公報にカジノ監理部門にあたるDICJからジャンケットプロモーターライセンスを獲得した事業者リストの最新版が掲載された。同リストは年1回、1月末から2月頭にかけて更新されているもの。

最新版リストによる事業者数は前年から9減の100(法人が9減の90、個人事業主が横ばいの10)で、6年連続の減少。ピークだった2013年の事業者数213との比較で半分以下という状態になっている。

ジャンケットプロモーターはカジノVIPルームにギャンブラーを仲介する業務を手がける。

なお、昨年(2018年)通期のマカオのカジノ売上は前年から14.0%増の3028.46億マカオパタカ(日本円換算:約4兆0809億円)で、2年連続対前年プラス、4年ぶりに3000億マカオパタカの大台を突破したほか、VIPルームのカジノ売上を反映するVIPバカラ売上についても10.2%増の1660.97億マカオパタカ(約2兆2382億円)だった。

かつて、マカオのカジノ売上の大半をVIPルームが占めたが、近年はマス(平場)の占める割合が上昇している。昨年通期のカジノ売上に占めるVIPルームの割合は約54.7%で、前年から1.9ポイント下落。

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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