香港とマカオ結ぶ高速船ターボジェットが土砂運搬船と接触事故…けが人なし

マカオ政府海事・水務局(DSAMA)の発表によれば、3月29日午前8時50分頃、香港・新界の屯門フェリーターミナルからマカオ・タイパ島のタイパフェリーターミナルへ向かって航行していた高速船「ターボジェット」が氹仔フェリーターミナルの東の沖合およそ6海里の広東省管轄水域で土砂運搬船と接触する事故が発生したとのこと。

事故の影響で、双方の船体に軽微な損傷が確認されたが、けが人はいなかったとした。事故の報を受け、DSAMA及び澳門海關(マカオ税関)の船舶が現場へ急行。DSAMAのレスキュー船がターボジェットを目的地のタイパフェリーターミナルまで護送し、乗客を降ろした後、船体の安全検査を実施したという。

なお、ターボジェットは近日内に二度の事故を起こしていることから、DSAMAは運営会社に対して安全な航行の確保と事故通報効率の向上を図るべく、改善措置を講じるよう要求したとのこと。

土砂運搬船との接触事故により軽微な損傷が確認されたターボジェットの船体(写真:DSAMA)

土砂運搬船との接触事故により軽微な損傷が確認されたターボジェットの船体(写真:DSAMA)

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