マカオ国際空港、19年第1四半期の旅客数が対前年17%増の約233万人に

マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMは4月4日、今年第1四半期(2019年1〜3月)の旅客数が前年同時期から17%増の約233万人(1日平均2万5000人)、発着回数が17%増の1万8000回(1日平均205回)に達したと発表。

増加要因として、新規航空会社の乗り入れと新路線の開設が続いたことで、提供客席数が増加したことを挙げた。方面別では、中国本土、東南アジア、台湾路線の旅客数がそれぞれ28%、14%、4%の増。キャリア種別では、レガシーキャリアとLCC(格安航空会社)の旅客数がそれぞれ11%、29%の増だった。

第2四半期については、航空市場の多元化に向けた取り組みを通じて旅客数は安定的な増加傾向が続く見込みで、中長距離線のチャーター便の誘致も図りたい意向とした。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。近年、旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年通期の旅客数は対前年15%増の延べ826万人を記録。CAMでは、年頭の会議で今年の目標を延べ870万人に設定したことを発表したばかり。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。今年3月31日からは福岡線が週4便化が実現、7月1日からは成田線がダブルデイリー(1日2往復)になる予定。

マカオ国際空港の旅客ターミナルビル出発フロアのイメージ(写真:CAM)

マカオ国際空港の旅客ターミナルビル出発フロアのイメージ(写真:CAM)

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