マカオで2日ぶり今年31人目のはしか感染例確認…新たに中国本土出身のホームヘルパー女性1人

マカオ政府衛生局(SSM)は4月6日夜にプレスリリースを発出し、同日新たに1人の麻疹(はしか)感染者を確認したと発表した。はしか感染者の確認は2日ぶりのこと。

4月6日に新たに確認された患者はマカオの家庭でホームヘルパーとして働く中国本土出身の女性(55)。SSMによれば、はしかの潜伏期間は7〜18日間とされるが、患者は週3回ほど広東省珠海市とマカオの間を往来していたことから、SSMでは輸入関連性感染例と判断。発熱の症状が出て以降、勤務先には出ておらず、すでに患者は熱も下がり、容体は安定しているという。なお、患者のワクチン摂取歴は不明とのこと。

マカオにおけるはしか感染確認例の確認数は、昨年は3例のみだったが、今年に入って以降は、今回のケースを含めて、すでに計31例(輸入性13例、輸入関連性18例)に上る。4月2日までに感染が確認された27人はすでに回復し、退院しているという。

マカオは面積約30平方キロ、人口約66万人(海外労働者約18万人含む)の小さな都市だが、昨年の訪マカオ外客数は年間3580万人超に達しており、人口密度が極めて高く、人の出入りも多い。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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