第5回マカオ行政長官選挙、立法会主席の賀一誠氏が出馬意向表明

今年(2019年)はマカオ特別行政区成立(マカオ返還)20周年にあたり、8月に第5回マカオ特別行政区行政長官選挙が実施される予定。

行政長官はマカオ特別行政区の首長にあたり、任期は5年、連続2期まで。現任の崔世安(フェルナンド・チュイ)行政長官(62)は2期目にあたり、今年12月19日をもって任期満了となる。

4月18日午後、賀一誠(ホー・ヤッシン)マカオ立法会主席(61)が立法会ビル内で記者会見を開き、第5回行政長官選へ立候補する意向を表明した。賀氏はかねてから出馬がとりだたされていた人物のひとりで、正式表明したのは今回が初めてのこと。

賀氏は記者会見において、これまでのマカオ立法会、中国全人代マカオ地区代表、中国本土での30年に及ぶビジネス経験を活かし、マカオの民生問題の解決、マカオの産業構造の適度な多角化、広東・香港・マカオグレーターベイエリア(粤港澳大湾区=中国が国家プロジェクトとして推進する中国広東省と香港、マカオの一体的経済圏構想)への参加によるマカオ発展に取り組みたいと抱負を語った。

なお、賀氏によれば、全人代マカオ地区代表の立場のままではマカオ行政長官選挙委員会委員となり、規定により行政長官選挙に立候補できないことから、すでに全人代へ辞任申請を提出したとのこと。

賀一誠氏資料(澳門立法會=マカオ立法会HPより)

賀一誠氏資料(澳門立法會=マカオ立法会HPより)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は4月28日、各イミグレーション施設で検査体制の強化を図り、違法な運搬活動…
  2.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  3.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  4.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun