マカオの人気ポルトガル料理店「アントニオ」が夏季限定でクッキング教室開催…1回2時間で観光客でも参加しやすく

マカオで最も有名なポルトガル料理店のひとつとして知られる「アントニオ」。タイパ島の観光名所、タイパヴィレッジにある伝統的なポルトガルスタイルのタウンハウスを一棟丸ごとリノベーションした一軒家レストランで、オーセンティックなポルトガル・マカオ料理の数々を提供する。

アントニオを率いるのは、数々の受賞歴を持つエグゼクティブシェフのアントニオ・コエーリョ氏。ゲストの目の前で華麗な料理テクニックを披露するほか、店内をめぐってゲストとコミュニケーションしたり、写真撮影にも気軽に応じるなど、サービス旺盛かつ気さくな人柄でも知られ、ファンも多い。

同店を運営するタイパヴィレッジデスティネーション社によれば、今年(2019年)7月から8月の毎週火曜、水曜日にかけて、アントニオレストランでアントニオ氏が講師を務めるクッキング教室を開催するとのこと。課題メニューは火曜日が「バカリャウ・ア・ブラス」(タラを使ったポルトガルの定番家庭料理)、水曜日が「ガンバス・アオ・アリーニョ」(エビのガーリックグリル)で、いずれも同氏のシグネチャーディッシュという。

レストラン「アントニオ」のエグゼクティブシェフ、アントニオ・コエーリョ氏(写真:Taipa Village Destination Limited)

レストラン「アントニオ」のエグゼクティブシェフ、アントニオ・コエーリョ氏(写真:Taipa Village Destination Limited)

アントニオ氏はクッキング教室開催にあたり、「私のクッキングに対する情熱と愛情、そしてシェフとしての知見と経験を参加者と共有できることに喜びを感じており、楽しい時間を過ごせることを期待しています」とコメント。

クッキング教室の開催時間は2時間(午後3時から5時)で、1回で完結する内容となっていることから、観光客でも参加しやすいといえる。料金は1回1人あたり500マカオパタカ(日本円換算:約6700円)で、使用言語は英語、年齢制限は満18歳以上とのこと。1回あたりの参加者は最大5人という。申し込みはマカオのチケット会社「Macau Ticket(マカオチケット)」のウェブサイト等を通じて6月7日から8月26日まで受け付ける。

タイパヴィレッジデスティネーション社では、同様のクッキング教室をタイパヴレッジのコンテンポラリーイタリアンレストラン「ベラ・タイパ」でも7月から8月の毎週水曜、木曜日にかけて開催するという。

タイパヴィレッジは土産物店や飲食店が多く集まる古くからの人気観光地として知られ、平日でも多くの観光客で賑わうエリアとなっている。ポルトガル統治時代に建てられた南欧風の町並みが多く残り、エキゾチックかつレトロな雰囲気を感じることができる。大型カジノIR(統合型リゾート)集積地区のコタイ地区に近く、近年になって次々と新たなショップやレストランがオープンするなど、活性化も進んでいる。

レストラン「アントニオ」クッキング教室の課題メニューのひとつとなる「バカリャウ・ア・ブラス」写真:Taipa Village Destination Limited)

レストラン「アントニオ」クッキング教室の課題メニューのひとつとなる「バカリャウ・ア・ブラス」写真:Taipa Village Destination Limited)

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