マカオ税関が未検疫の乾物を大量持ち込み企図した旅客2人を対外貿易法違反で起訴…魚の浮き袋41キロ

澳門海關(マカオ税関)は7月16日、同月15日に港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の入境ホールにある税関検査場で未検疫の乾物=花膠(魚の浮き袋)を大量に持ち込みしようとした事案があり、物品を所持していたマカオ人の男性2人を対外貿易法違反で起訴したと発表。

税関によれば、2人は申告物なしを意味する緑色レーンを通過してマカオ入りしようとしたが、税関職員が呼び止め、荷物のX線検査を行ったところ疑わしい点があり、中を開けて詳細を確認した際、それぞれの手荷物から乾燥花膠が21キロと20キロ、計41キロ分が見つかったが、いずれも輸入にあたって検疫証明書類を提示できなかったとのこと。今回見つかった物品の総価格は約17万マカオパタカ(日本円換算:約228万円)という。

税関では、マカオを往来する旅客に対し、マカオへの物品持ち込みルールを理解、遵守する必要があるとし、詳細については税関ホームページを参照するよう呼びかけた。

港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の入境ホールにある税関検査場で発見された大量の乾燥花膠=2019年7月15日(写真:澳門海關)

港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の入境ホールにある税関検査場で発見された大量の乾燥花膠=2019年7月15日(写真:澳門海關)

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