歌手のエンレイさんがマカオ初訪問…ディナーショー計画「歌で日中友好を」

中国出身の歌手で、2005年にテレサ・テンさんの追悼曲で日本デビューを果たし、現在は日本を中心に活躍するエンレイ(媛麗)さんが週末にかけてマカオを訪問。現地滞在中、本紙の取材に応じた。

意外なことに、エンレイさんにとって、今回が初めてのマカオ訪問だったそう。「香港は何度も訪れているが、すぐ近くにあるマカオはカジノのイメージが強く、自分には縁がないと思っていた」とのこと。

実際にマカオを訪れ、大きくイメージが変わったそうだ。「マカオのカジノIR(統合型リゾート)はゴージャスそのもの。家族連れも多く、みんな楽しそうに過ごしているのが印象的だった」という。「街じゅうがキラキラしていて、カジノが経済発展に寄与していることがわかった」といい、日本でカジノIR(統合型)導入機運が高まる現状についても「すごく楽しみと感じるようになった」とした。カジノフロアも見学する機会もあったそうで、その様子を興奮気味に語ってくれた。

今回のマカオ訪問は視察のためという。「歌を通じて日中友好を進めていきたい」という考えを持ち、「アジア有数の観光都市であるマカオでディナーショーを開催すれば、マカオ、香港、中国本土、台湾、日本からゲストが集まりやすく、日本語と中国語の歌で交流を図れるのではないかと思う」というのが理由という。

エンレイさんのマカオ視察をサポートしたPhilia Wealth HK(金融IT関連)のヤン代表と澳門龍會(ジャンケット共同パートナー)の竹内代表代行によれば、「具体的なディナーショーの時期については未定だが、年末から年始にかけての開催を模索しており、会場はコタイ地区にある大型カジノIRを想定している」とのこと。

マカオのリゾートホテルを訪れたエンレイさん(写真:office en-Ray)

マカオのリゾートホテルを訪れたエンレイさん(写真:office en-Ray)


エンレイさんは5月にニューシングル「グッドバイ モーニング」をリリースしたばかり(写真:office en-Ray)

エンレイさんは5月にニューシングル「グッドバイ モーニング」をリリースしたばかり(写真:office en-Ray)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区の統合型リゾート(IR)ウィンパレス(永利皇宮/Wynn Palace)の運営…
  2.  マカオ政府文化局(ICM)はマカオ半島の塔石広場に面して建つ旧エストリスホテル(愛都酒店)の跡地…
  3.  マカオ・新口岸地区の南湾湖畔に位置するレイクサイドプロムナードなどが会場となる第6回マカオランタ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)「ロンドナー・マカオ(澳門倫敦人/The Lond…
  5.  マカオでは、9月29日の中秋節を間近に控え、市内あちこちがランタンのデコレーションで彩られるなど…

ピックアップ記事

  1.  マカオの統合型リゾート(IR)運営大手のギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港とマカオの間をおよそ1時間で結ぶ高速船「ターボジェット」及び「コタイウォータージェット」を運…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2023年10月号
(vol.124)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun