マカオで音楽絡めた鹿児島&福岡観光物産プロモーションイベント開催

 在香港日本国総領事館と鹿児島県及び福岡県の香港事務所は9月7、8日にかけて、マカオの大規模文化芸術フェスティバル「アートマカオ」の日本パビリオン(塔石ギャラリー)内の特設会場で音楽を絡めた鹿児島県と福岡県の観光物産プロモーションイベントを各2時間開催した。

 7日は「Sound of KAGOSHIMA・JAPAN/Kagoshima Happy Time」と題し、いずれも鹿児島出身のコントラバス奏者森田良平さん、ピアノ奏者室屋麗華さんによるコンサートを開催。室屋さんは大島紬の着物での演奏で、会場では大島紬の扇子やネクタイを展示したほか、県産の焼酎の試飲会なども行われた。

 8日の「FUKUOKA DAY」は、前半が福岡の観光名所や周遊モデルコースの紹介、後半に那珂川市を拠点に活躍する九州シティフィルハーモニー室内合奏団(コントラバス:森田良平さん、バイオリン:田中唱さん、オーボエ:岩﨑香奈さん)によるコンサート。目下、会場では『わたせせいぞう展』が開催中で、門司港駅をモチーフにした出展作品をフックに北九州市の見どころ紹介も行われた。森田さんは前日に続いての出演で、岩崎さんは博多織の着物での演奏でも注目を集めた。会場では、福岡・九州関連の観光パンフの配布、八女市の日本酒と八女茶の試飲、明太子の試食会も実施された。

 2日間にわたるイベントの参加者数は2日合計で100人超。両県の観光・物産に大きな関心を示したほか、音楽の演奏にも熱心に聞き入り、コンサート終了後は奏者との記念撮影を求める人だかりができるなど、大いに賑わった。

 現在、マカオと鹿児島の間に直航便はないが、福岡との間にはマカオ航空が週4往復を運航しており、将来的なデイリー化の計画もあるという。

 アートマカオ日本パビリオンでは、今年(2019年)6月18日から9月22日まで、日本の文化や芸術をテーマにした様々な展示(常設展と期間限定の企画展)やポップアップイベントを行っている。オープン時間は午前10時から午後6時まで、入館料は無料。

九州シティフィルハーモニー室内合奏団によるコンサートの様子=2019年9月8日、塔石ギャラリーにて本紙撮影

九州シティフィルハーモニー室内合奏団によるコンサートの様子=2019年9月8日、塔石ギャラリーにて本紙撮影

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