マカオ、19年9月のインバウンド旅客数約276万人…対前年8%増=1〜9月累計も17%増、港珠澳大橋開通効果続く

 マカオ政府統計調査局は10月22日、今年(2019年)9月の訪マカオ外客数(インバウンド旅客数)統計を公表。月次のインバウンド旅客数は前年同月から8.0%増の276万4924人(延べ、以下同)だった。

 今年9月のインバウンド旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客は前年同月から2.3%減の137万6623人だった一方、日帰り旅客は20.4%の大幅増となる138万8301人に上った。日帰り旅客が全体に占める割合は5.2ポイント上昇の50.2%。旅客の平均滞在時間は0.1日短い1.3日で、宿泊を伴う旅客は横ばいの2.4日、日帰り旅客も横ばいの0.2日だった。

 国・地域別で最多だったのは中国本土旅客で、5.7%増の192万4490人。個人旅客に限ると1.0%増の79万5990人。中国本土旅客が全体に占める割合は69.6%。

 その他の国・地域では、人数が多い順に香港が27.2%増の56万4771人、台湾が6.4%増の8万8327人、韓国が28.6%減の4万1590人、フィリピンが48.4%増の2万7740人、日本が15.7%減の2万0983人。

 入境ルート別では、昨年(2018年)10月24日に開通した港珠澳大橋が加わったこともあり、陸路が32.5%の大幅増となる205万3534人。陸路の内訳では、マカオ半島北部の關閘が14.7%増の154万8747人、港珠澳大橋が陸路全体の14.0%にあたる28万7362人。一方、港珠澳大橋という新たな競合ルートが現れたこともあり、海路は45.0%の大幅減となる41万6713人にとどまった。空路は16.3%増の29万4677人。

 今年1〜9月累計の訪マカオ旅客数は前年の同じ時期から17.0%増の3020万2906人。宿泊を伴う旅客は4.9%増の1427万3731人、日帰り旅客は30.6%増の1592万9175人。国・地域別では中国本土旅客が17.7%増の2145万5294人で、全体の71.0%を占めた。その他の国・地域では、人数の多い順に香港が22.3%増の556万0117人、台湾が1.5%増の81万5838人、韓国が0.4%増の60万9833人、フィリピンが43.7%増の30万9031人、日本が4.2%増の24万2476人。

 昨年通期のインバウンド旅客数は前年から9.8%増の3580万3663人で、前年に続き過去最多を更新。国・地域別で最多だったのは中国本土旅客で、前年から13.8%増の2526万0556人。中国本土旅客が全体に占める割合は70.6%だった。

 なお、マカオのカジノ監理当局DICJが10月1日に公表した資料によれば、今年9月の月次カジノ売上は前年同月から0.6%増となる220.79億マカオパタカ(日本円換算:約2966億円)、1〜9月累計では1.7%減の2202.97億マカオパタカ(約2兆9595億円)で、インバウンド旅客数増による効果は限定的だったことが伺える。

港珠澳大橋のマカオ側と香港側のイミグレーション施設と往来するシャトルバスに乗り込む乗客=2018年10月24日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設内(写真:GCS)

港珠澳大橋のマカオ側と香港側のイミグレーション施設と往来するシャトルバスに乗り込む乗客=2018年10月24日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設内(写真:GCS)

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