中国国務院がマカオ特別行政区の第5代政府主要高官と検事総長任命

 中国国務院は12月1日、マカオ特別行政区基本法の規定に基づき、賀一誠(ホー・ヤッシン、62歳)マカオ特別行政区第5代行政長官の指名を受け、第5代政府主要高官と検察総長を任命した。行政長官とともに、マカオ返還20周年記念日にあたる今年(2019年)12月20日から職責履行となる。

 任命状況は以下の通り。(*印は留任)

 張永春(チャン・ウィンチュン、53歳)行政法務庁長官
 李偉農(レイ・ワイノン、50歳)経済財政庁長官
 黄少澤(ウォン・シウチャク、51歳)保安庁長官*
 歐陽瑜(アオヤン・イウ、51歳)社会文化庁長官
 羅立文(ライムンド・アライス・ド・ロザリオ、63歳)運輸・公共事業庁長官*
 陳子勁(チャン・チーキン、49歳)汚職取締局長官
 何永安(ホー・ウィンオン、57歳)会計監査院長
 梁文昌(リョン・マンチョン、55歳)警察総局長官
 黄文忠(ウォン・マンチョン、53歳)税関長官
 葉迅生(イプ・ソンサン、55歳)検事総長

 マカオ経済の屋台骨はゲーミング(カジノ)産業だが、現行のカジノ運営6陣営とのコンセッション(経営権契約)の期限が2022年6月26日に迫っており、賀一誠新行政長官率いる第5代政府が対応にあたることになっている。ゲーミング行政を所管する博彩監察協調局(ゲーミング・インスペクション&コーディネーション局、DICJ)は経済財政庁に属し、経済財政庁長官にも注目が集まっている。

マカオ特別行政区の第5代政府主要高官と検事総長の顔ぶれ(写真:GCS)

マカオ特別行政区の第5代政府主要高官と検事総長の顔ぶれ(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  このほど、ユネスコ「世界の記憶(記憶遺産)」リストに「マカオ功徳林アーカイブと手稿(1645-1…
  2.  マカオ政府統計調査局は5月29日、今年第1四半期(2023年1〜3月)にマカオで開催されたMIC…
  3.  マカオは人口約67万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  4.  マカオ及び香港では旧暦4月8日の仏誕節がパブリックホリデーとなっており、今年(2023年)は5月…
  5.  マカオ政府労工事務局(DSAL)は5月27日、昨年(2022年)の労働災害統計分析報告を公表。 …

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は5月1日、最新(4月)の月次カジノ売上(粗収益、Gross…
  2.  仏ミシュラン社は4月26日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  「ハリー・ポッター:ザ・エキシビション(Harry Potter: The Exhibition…

イベントカレンダー

5月 2023
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31     
« 4月   6月 »

月刊マカオ新聞

2023年6月号
(vol.120)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る