マカオで2人目の新型コロナウイルス感染例確認…イミグレーション施設の体温検査で発見、中国・武漢からの男性旅客

 中国・湖北省武漢市で集団発生している新型コロナウイルスによる肺炎(通称:武漢原因不明肺炎)について、世界各地で感染拡大に対する懸念が高まっており、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも近日政府が矢継ぎ早に各種防疫対策を打ち出している。

 マカオ政府は1月23日午前11時(現地時間)に記者会見を開き、同日朝、マカオで2人目となる新型コロナウイルス感染者を確認したと発表。患者は中国・武漢からの男性旅客(66)で、22日正午頃にマカオ半島北部にある關閘イミグレーション(通称:ボーダーゲート)から陸路マカオ入りする際、マカオ政府衛生局が設置した体温検査装置で38.7℃の熱があることがわかり、指定医療機関となっている大型総合病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)へ救急搬送され、検測を経て感染確認に至ったとした。

 患者の關閘イミグレーションに到るまでの足取りについては、22日朝に武漢から国内線のフライトを利用してマカオに隣接する広東省の珠海市の珠海金湾空港へ向かい、路線バスを利用して關閘とつながる珠海側の拱北イミグレーションに到着したとのこと。

 マカオで新型コロナウイルス感染者されるのは2日連続のこと。前日確認された女性患者(52)も武漢からの旅客だった。

中国本土とマカオの主要出入口となる關閘イミグレーション(資料)―本紙撮影

中国本土とマカオの主要出入口となる關閘イミグレーション(資料)―本紙撮影

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