マカオ警察が街頭で賭けカードゲームに興じていた男女5人を不法賭博で検挙

マカオ治安警察局は2月20日、同日、不法賭博でマカオ居民(マカオ居留権保有者)の男女5人(年齢50〜70歳)を検挙したと発表。

警察発表によれば、警察官がマカオ半島北部の青洲地区で巡回パトロール中、街頭にある屋外休憩所に男女5人が集まって「十三張」(中華圏でメジャーなポーカーベースのカードゲーム)と呼ばれる違法な賭博に興じているのを発見。現場にはプレイングカード(トランプ)があり、警察官が職務質問を行ったところ、5人の所持品から賭けで得たものとみられる約4万1000マカオパタカ(日本円換算:約57万円)の現金が見つかった。警察の調べに対し、いずれも賭博行為を認めた上、1ゲームあたりの賭け金は200マカオパタカ(約2800円)だったと説明したとのこと。警察では、5人を送検済み。

なお、現場付近では同月17日にも十三張に興じていた男5人が違法賭博で検挙されたばかり。

昨今、マカオでは新型コロナウイルスによる肺炎の防疫対策として、政府が不要不急の外出を控えること、大人数で集まらないことなどを市民に通達。これを受け、警察が市内の巡回パトロールを強化して臨んでいる。また、マカオでは2月5日から19日まで全カジノ施設が休業していたが、20日午前0時から一部を除いて営業を再開したばかり。

街頭で賭けカードゲームをしたとして不法賭博で検挙された男女ら=2020年2月20日(写真:マカオ治安警察局)

警察が公開した街頭で行われていた賭けカードゲームの証拠品=2020年2月20日(写真:マカオ治安警察局)

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