マカオ、20年1月の総合消費者物価指数対前年2.98%上昇の103.52…上昇幅は前月から0.42ポイント拡大

 マカオ政府統計調査局が2月21日に公表した資料によれば、今年(2020年)1月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.52で、前年同月から2.98%上昇。上昇幅は前月(+2.56%)から0.42ポイント拡大した。

 前年同月比での主な上昇要因として、外食費、住宅賃料、パッケージ旅行費用の上昇、豚肉、ガソリン小売価格の値上がりが挙げられる。

 価格指数の分類別では、交通、レジャー・文化がそれぞれ6.53%、6.49%の顕著な上昇。一方、通信、衣類・履物はそれぞれ8.64%、6.51%の下落だった。

 前月との比較では0.57%の上昇。春節(旧正月)期間のパッケージ旅行代、航空券価格の上昇、ガソリン小売価格の値上げもあり、レジャー・文化、交通の価格指数がそれぞれ6.64%、2.47%上昇。外食費、豚肉、果物の価格が上昇したことから、食品・ノンアルコール飲料の価格指数も0.70%上昇。一方で、通信サービス料の引き下げや冬物衣料のセール販売などを受け、通信、衣類・履物の価格指数はそれぞれ6.08%、2.95%の下落。

 今年1月までの直近12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、前の12ヶ月から2.75%上昇。分類別では、教育(+5.59%)、交通(+4.99%)、食品・ノンアルコール飲料(+4.00%)の指数上昇が目立った。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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