マカオのタクシーに車内録音・録画システム設置スタート…運用開始は12月から

 8月1日からマカオのすべてのタクシーを対象に「スマート端末」の設置がスタートした。マカオ政府交通事務局(DSAT)が7月31日に発出した資料によれば、マカオの登録タクシー数は1797台とのこと。

 スマート端末はGPSナビゲーションシステム、録音・録画装置、料金メーター、レシート印字用プリンター、通報装置等で構成。8月から順次設置が進められ、今年(2020年)12月3日からの正式運用開始を予定している。

 マカオ政府交通事務局(DSAT)では、スマート端末はタクシーサービスの品質向上につながるもので、乗客及びドライバー双方の権益を守るものだとしている。なお、プライバシー保護のため、録音・録画データは監察職権を有する機関が行政違法行為の調査のため、必要があるという場合に限って利用されることが法律で規定されている。

車内録画・録音装置付きタクシーであることを示すステッカー(写真:DSAT)

 マカオのタクシーをめぐっては、近年、一部の悪質なタクシードライバーによるぼったくりや乗車拒否が大きな社会問題となっていた。昨年(2019年)6月に罰金の大幅値上げや違反累積(5年内に4回)での免許取り消し制度の導入といった罰則の強化、タクシーの監察機関が政府交通事務局(DSAT)単独から治安警察局を加えた体制とすることなどを盛り込んだ改正タクシー法が施行となって以降、違反摘発件数は9割超の減少となり、ぼったくりに限ると98%減だった。

マカオのタクシーに設置される「スマート端末」のイメージ(写真:DSAT)

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