第3四半期小売業売上高、対前年13%増

マカオ政府統計調査局が20日、2012年第3四半期の小売業売上高を発表。資料によると、売上高総額は124.5億パタカ(日本円換算約1245億円)に達し、前年比13%増。そのうち、時計及びジュエリーの売上が35.5億パタカで全体の28%を占めトップ。

なお、前期数値比(修正後)の128.2億パタカと比較すると3%の下落。時計・ジュエリーの14%、自動車の12%減が響いた。逆に売上高が上昇したのは化粧品・衛生用品及び薬局商品で、それぞれ16%、13%増。2012年第1~3四半期合計の小売業売上高合計は384.9億パタカに達し、前年比24%となっている。

小売業者への第4四半期見通しに対する聞き取り調査の結果は、70%が前期と比べ安定もしくは増加、30%が減少と回答。小売価格については小売業者の62%が価格据え置き、23%が値上げ、15%が値下げを想定。なお、前年同期との比較で約76%の小売業者が今年第3期の在庫水準は標準レベルにあったとし、11%が在庫不足との認識。

マカオのリテールビジネスは伸び率こそ落ち着いてきたものの、観光客数の増加に伴い引き続き堅調な伸びを示しているといえる。

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