10月の消費者物価指数、対前年5.19%上昇

マカオ政府統計調査局が21日、2012年10月の消費者物価指数を発表。

今年10月の総体消費者物価指数(CPI)は117.94で、対前年5.19%の上昇。主要因として外食費の値上がりを挙げている。また、今年10月までの直近12か月で見ると、前期にくらべ6.26%の上昇。

2011年10月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目はタバコ及び酒類の33.73%増、次いで家庭用品が7.68%、ノンアルコール飲料が7.08%の増。逆に、教育及び通信費用がそれぞれ3.07%、0.44%の下落。

今年10月の総体消費者物価指数の上昇幅は0.10%。冬物衣料の発売、外食費、鮮魚・フルーツ価格の上昇などによる。逆に、政府補助が始まった電気料金のほか、ガソリンや航空チケットも下落に転じた。

なお、2012年1~10月の総体消費者物価指数は前年比6.18%の上昇。

マカオでは生活必需品を含む多くの品目で引き続き価格上昇が続いており、市民生活を直撃している。そんな中、政府による市民への電気料金補助や現金支給などの生活防衛施策が次々と発表されている。

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