香港では、新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」を迎えている。

　香港政府は12月5日夕方、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が101人だったと発表。3桁となったのは直近1週内で4度目。内訳は市中感染が92人、輸入性が9人。市中感染のうち感染経路不明は29人に上った。このほか、陽性予備群が約50人いるという。

　集団感染（クラスター）も続発している。中でも、大規模クラスター化しているダンスクラブ関連は新たに18人の感染確認があり、合計625人に。新たに感染確認されたうちの6人は障がい者施設のクラスターと関連があった。確認感染確認者の中には無症状の患者も多かったことから、このグループをきっかけに感染が拡大している可能性が指摘されている。

　感染経路不明のうち1人はセカンダリースクールの生徒で、この学校の教員と生徒全員が強制検査の対象となった。

　ここまでの香港における累計感染確認数は6803人、退院者数は5511人、死者数は112人。

香港の町並み（資料）—本紙撮影