ギャラクシーエンタテインメント社とゲットナイスホールディングス社は5日、ゲットナイスホールディングス社が保有するコタイ地区の中型ホテル「グランドワルド」を32.5億香港ドル（日本円換算：約417億円）でギャラクシーエンタテインメント社の子会社へ売却したと発表。

売却内容はグランドワルドホテルを含む約36,640平米の土地、建物、車輌、知的財産権、システムなど。両社からの発表を受け、ギャラクシーエンタテインメント社の株価は6日に5.8%、ゲットナイスホールディングス社は10%を超える上昇となった。

グランドワルドホテルはギャラクシーマカオに隣接しているため、ギャラクシーマカオグループとしては今回の買収で高い相乗効果が見込める。政府による許認可が必要で時間のかかる新規土地供給と比較し、買収によるコタイ地区での拡張は効率的との見方もある。グランドワルドホテル規模が小さく、周辺の大型リゾートに顧客が流出していた。

ギャラクシーマカオは現在第2期工事を進めており、今後第3期、4期の拡張も発表済み。ギャラクシーエンタテインメント社がコタイ地区に持つ土地面積は今回の買収前の時点でゲーミングライセンスを保有する6社中最大。

着工済みのギャラクシーマカオ第2期プロジェクト (c) Galaxy Entertainment Group