マカオ、2020年11月〜2021年1月期の総体住宅価格指数267.7…前回調査から0.4%下落

 マカオ政府統計調査局は3月9日、昨年(2020年)11月〜今年(2021年)1月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は267.7で、前回調査(昨年10〜12月期)から0.4%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が0.5%下落の267.4、タイパ島・コロアン島が横ばいの268.6。

 ストック物件(中古)の価格指数は0.2%下落の286.3。エリア別にみると、マカオ半島が0.5%下落の279.5、タイパ・コロアン島が1.0%上昇の314.9。築年数別では、20年以上が0.8%下落、6〜10年が1.4%上昇。未完成物件(プレビルド)については0.2%上昇の289.6。

 実用面積別では、100平米以上が1.0%下落、75〜99.9平米についても0.5%下落、50平米以下は横ばいだった。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは昨年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられた。インバウンド依存度の高い業種を中心に大打撃を受ける中、住宅不動産市場に関しては比較的堅調に推移している。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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