マカオ、国際カジノ見本市「G2Eアジア2021」開催時期再延期…11月9〜11日に=コロナ禍長期化余波

 新型コロナウイルス感染症の世界的流行によってボーダーを跨ぐ人の移動が大きく制限される中、昨年(2020年)2月以降、マカオのエキジビション・コンベンション業界でも大規模国際イベントの中止や延期が相次いでいる。

 マカオで毎年5月にアジア最大規模の国際カジノ見本市「G2E(グローバル・ゲーミング・エキスポ)アジア」が恒例開催されている。しかし、本来ならば14回目の開催となるはずだった昨年の「G2Eアジア2020」は再三の延期を余儀なくされた上、結果的に年内の開催が見送られた。今年(2021年)の「G2Eアジア2021」についても、当初は例年通りの5月開催とアナウンスされていたものの、年明け早々のタイミングで8月中旬に延期とされ、5月のタイミングで11月への再延期が発表された。

 G2Eアジア主催者(アメリカゲーミング協会及びリード・エグジビションズの共催)はマカオ時間5月20日、「G2Eアジア2021」の開催時期を2021年11月9〜11日に変更すると発表。会場は当初予定と同じコタイ地区のIR(統合型リゾート)ザ・ヴェネチアン・マカオ内コタイエキスポホールとのこと。

 主催者によれば、マカオ当局を含む関係各所と緊密なコミュニケーションを通じての決定で、11月に延期することで、出展者、ビジター、パートナーが状況に応じた準備・対応に充てる時間をより多く確保できるとの考え。リード・エグジビションズ社グレーターチャイナ地区COOのジョセフィーヌ・リー氏は、「ゲーミング(カジノ)業界がコロナ禍から徐々に回復を遂げる中、G2Eアジアで業界関係者が一堂に会するのを楽しみにしている」とコメント。G2Eアジア2021では参加者にビジネスネットワーキング機会を提供するとともに、新時代のエンターテインメント業界における最新の製品・サービスを紹介することに重点を置くとした。

 主催者では、5月25日に「G2Eアジアオンラインエキスポ&カンファレンス」の開催も予定している。

 G2Eアジアといえば、日系のカジノマシン及び関連機器、カジノ用品メーカーなどによる出展やこれまでに日本版IRをテーマにした講演やパネルディスカッションを誘致するなど、日本の存在感が大きいことでも知られる。

 マカオでは比較的早期にコロナ封じ込めに成功しており、400日以上にわたって市中感染確認ゼロが続いている。同じく状況が落ち着いている中国本土との間で往来制限緩和も進んでいる状況。しかしながら、厳格な水際措置は維持されており、中国本土を除く国・地域からのマカオ入境は厳しく制限されている。

「G2Eアジア2019」エキジビション会場イメージ=2019年5月21日、ザ・ヴェネチアン・マカオにて本紙撮影

「G2Eアジア2019」エキジビション会場イメージ=2019年5月21日、ザ・ヴェネチアン・マカオにて本紙撮影

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