マカオ、2021年1Qの犯罪件数は対前年約2割増

 マカオ保安庁は5月20日、今年第1四半期(2021年1〜3月)の犯罪統計及び法執行状況報告を公表。

 今年第1四半期のマカオにおける犯罪件数は前年同時期から20.8%増の2914件だったとのこと。

 マカオでは昨年1月下旬以降、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて防疫対策を講じており、中でも厳格な水際措置による影響でインバウンド旅客数が大幅に減少し、ゲーミング(カジノ)業界にも甚大な影響が生じた。昨年9月下旬から中国本土におけるマカオ渡航許可(ビザに相当)の発給が全面的に再開され、このところ状況は回復しているものの、保安庁では通期の犯罪統計におけるゲーミング関連犯罪データは代表性に欠けるとし、昨年第1四半期、上半期、第3四半期、通期に続いて毎四半期恒例の「ゲーミング業のマカオの治安に対する影響」についての評価コメントの発表を見送った。

マカオ保安庁の入るビル(写真:マカオ保安庁長官事務所)

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