マカオで今年2例目の輸入性デング熱感染確認例出現…患者にフィリピン渡航歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は1月14日、同月12日にマカオ域内で今年2例目となる輸入性デング熱感染を確認したと発表。

 デング熱は蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症で、マカオでの感染確認例出現は6日ぶり。

 輸入性第2例目の患者はマカオで就労する非マカオ籍の女性(62)で、2025年12月17日から31日にかけてフィリピンを訪問していたとのこと。1月1日にマカオへ戻った後、同月3日から高熱と下痢、4日に全身の痛み、発疹、嘔吐が現れ、私立総合病院の鏡湖病院を受診したが、その後も症状が持続したことから、10日に再び同院を受診するとともに、血液検査を受験。その検査結果が12日午後に明らかとなり、デング熱に感染していることが確認されたという。

 同局では、患者の渡航・居住歴、発症時間、検査結果を総合し、輸入性の感染例と判断。目下、患者の容体は安定しており、同住者及び雇用主に体調不良の者は出ていないとしたほか、速やかに患者主な活動場所周辺へ職員を派遣し、蚊の発生源の調査・除去と予防措置として蚊の駆除及び作業を実施するとした。

 マカオでは、昨年にかけて蚊を媒介とする感染症のうちチクングニア熱とデング熱の感染確認例が多数出現し、前者が46例(当地感染8例と輸入性感染38例)、後者が36例(当地感染1例と輸入性感染35例)に上った。

 マカオの人口は約68万人、人口密度は世界的にみてもかなり高い約2万人/平方キロ。冬に入っても依然として気温が高く、蚊の発生しやすい状況が続いており、また外地との人の往来も頻繁となる中、年初からデング熱(1月6日と12日)、チクングニア熱(1月7日)、ジカ熱(1月13日)と蚊がを媒介とする感染症の輸入性感染確認例が相次ぎ、当局が東南アジアなどデング熱、チクングニア熱、ジカ熱の流行地域に渡航するにあたり、予防対策を強化して臨むよう呼びかけを繰り返している。

マカオ外港フェリーターミナルに掲出されている外遊先でのデング熱への注意を呼びかけるサイネージ(資料)=2024年8月本紙撮影

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