マカオ税関が運び屋による密輸事案を直近7日間で8件摘発…ワシントン条約で国際取引禁止の生薬など発見
- 2026/1/13 9:19
- 社会・政治
澳門海關(マカオ税関)は1月11日、「水客」と呼ばれる違法な越境”運び屋”行為に対し、IT技術の活用も含めて水際における密輸品の出入りに対する取り締まりを厳格化してして臨む中、直近7日間(2026年1月2〜8日)に中国本土との主要な陸路の玄関口にあたる關閘イミグレーションの税関検査場において、水客による密輸事案を8件摘発したと発表。
発見に至った密輸品の内訳は、シガー約2825グラム、中古電子製品(中古スマートフォン)76個、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)で国際取引禁止の生薬「セッコク(石斛)」20.2キログラム、中国白酒0.5リットルで、1件(セッコク)が密輸入、その他は密輸出事案だったとのこと。
セッコクの密輸入事案は早期警戒アラートをきっかけに検査対象とした越境自家用車の車内から発見されたもので、運転手はマカオ居民の男。その他については、税関検査場を徒歩で通過する際の疑わしい形跡から検査対象として呼び止めた人物(マカオ居民1人、中国本土居民6人)の着衣の下や携行していたカバンや買い物バッグの中に隠していたものを発見したという。

上述の8件の密輸事案に関与した8人の年齢は32〜72歳で、全員を対外貿易法違反で起訴し、ワシントン条約違反の生薬の密輸入に絡む1人については、法律の規定に則り、管轄部門である経済・科技発展局に処理を引き継いだとした。
2023年初頭のウィズコロナ転換による水際措置の緩和に伴い、マカオと中国本土、香港との相互往来が容易になって以降、いわゆる運び屋が絡む密輸事案が摘発されるケースが増えており、物品を着衣の下に隠すなどの手口や越境自家用車の悪用が目立つ。
税関では、市民に対して出入境における携行品の出入りに関する法令を遵守し、報酬を目当てに運び屋行為へ従事しないよう重ねて呼びかけを行うとともに、今後も水際における「隠す」、「偽装する」といった手段による密輸に対する各種取り締まり強化体制を維持して臨む考えを示した。




















