マカオで今年初の輸入性ジカ熱感染例確認…患者にマレーシア渡航歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は1月13日夜、同日マカオ域内で今年初めてとなる輸入性ジカ熱(ジカウイルス感染症)感染例を確認したと発表。

 ジカ熱はデング熱やチクングニア熱と同様、主に蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症で、マカオでの感染確認例出現は約4ヶ月ぶり。

 同局の発表によれば、患者はマカオ居民の男性(53)で、居住地はマカオ半島北部の黒沙環エリア、勤務先はマカオ半島北部の馬交石エリアとのこと。2025年12月20日から2026年1月6日にかけて家族旅行でマレーシア渡航歴があり、マカオへ戻った後の1月9日に発熱、筋肉痛、皮膚に発疹の症状が現れ、症状亞持続したことから12日にマカオ半島のギアの丘にある公立総合病院・仁伯爵綜合醫院(通称・山頂醫院)を受診し、同院で受検した血液サンプル検査の結果が13日に明らかとなり、ジカ熱ウイルス感染確認に至った。目下のところ患者の容体は安定しており、同住及び旅行に同行の家族に体調不良は出現していないとしいう。

 同局では、患者の渡航歴、発症時期、検査結果を総合し、輸入性事案と判断。患者の自宅及び主な活動場所周辺で予防措置として蚊の駆除及び蚊の発生源の調査・除去作業を実施する予定。

 マカオでは、昨年にかけて蚊を媒介とする感染症のうちチクングニア熱とデング熱の感染確認例が多数出現し、前者が46例(当地感染8例と輸入性感染38例)、後者が36例(当地感染1例と輸入性感染35例)にも上った。ジカ熱感染例は輸入性の1例。

 マカオの人口は約68万人、人口密度は世界的にみてもかなり高い約2万人/平方キロ。冬に入っても依然として気温が高く、蚊の発生しやすい状況が続いており、また外地との人の往来も頻繁となる中、年初からデング熱(1月6日に1例)、チクングニア熱(1月7日)の年初来初となる輸入性感染確認例が相次ぐかたちとなり、同局は今回の発表に合わせ、市民に対して東南アジアなどジカ熱流行地域に渡航するにあたり、予防対策を強化して臨むよう再度の呼びかけを行った。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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