マカオ、新IR施設「グランドリスボアパレス」が部分開業

 マカオ・コタイ地区でSJMリゾーツ社が開発を進めてきた新IR施設(統合型リゾート)グランドリスボアパレス(澳門上葡京綜合度假村)が7月30日正午(現地時間)に部分開業する。

 運営会社によれば、コンセプトは中国と西洋の文化の融合とのこと。

 今回部分開業するのは、リゾート名を冠した旗艦ホテル「グランドリスボアパレスホテル」(1350室)の一部、インターナショナルビュッフェ、コンテンポラリーポルトガル料理、アラン・チャン氏の設計によるクラシックカントニーズスタイルのティーハウス、台湾の人気火鍋店、カジュアルなチャイニーズ・アジアンヌードル店ほか複数の料飲施設、屋内外の温水プールと庭園ほかウェルネス・レジャー施設、屋内外合計3800平米のイベントベニューなどとなる。

 世界初となるカール・ラガーフェルド氏設計のホテル、アジア初のヴェルサーチデザインのホテルなど、他の施設についても年内に順次オープン予定とした。

 コタイ地区は新興埋立地で、21世紀に入って以降、IR集積エリアとして開発が進んだ。今回のグランドリスボアパレスの開業により、マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営すべてがコタイ地区に進出したことになる。

グランドリスボアパレス外観イメージ(写真:SJM Resorts)


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