マカオ、2021年7月の対外商品貿易…中国本土からのインバウンド再開受け輸入の顕著な回復続く

 マカオでは世界規模の新型コロナウイルス感染症流行の影響により昨年(2020年)2月頃から経済活動の縮小が続く。

 ただし、マカオと中国本土における流行状況が落ち着いたことを受け、昨年7月中旬から段階的に両地の往来制限が緩和された。同年9月下旬までに中国本土からマカオへの渡航許可(ビザに相当)の申請、発給が再開されたことでインバウンド旅客が戻りつつある中、特に輸入については顕著な回復傾向が続いている。

 マカオ政府統計調査局は8月31日、今年(2021年)7月の商品貿易統計を公表。

 今年7月の商品輸入総額は前年同月から1.1倍増となる153.9億マカオパタカ(日本円換算:約2114億円)だった。品目別では、携帯電話、ゴールド製ネックレス、腕時計、ハンドバッグ・財布がそれぞれ前年同月から6.5倍、5.4倍、3.1倍、2.5倍増。一方で、マスクを含むその他紡績材料製品とカジノ用品はそれぞれ48.2%、34.8%の大幅減。貨物輸出総額は前年同月から5.2%増の11.2億マカオパタカ(約154億円)。このうち、マカオ製の商品の輸出は13.6%増の1.8億マカオパタカ(約25億円)で、品目別ではペイストリーと銅・銅製品がそれぞれ180.4%、60.0%増。再輸出は3.7%増の9.4億マカオパタカ(約129億円)で、品目別では機械設備・パーツと腕時計がそれぞれ67.4%、20.7%増。7月の商品貿易赤字は142.7億マカオパタカ(約1960億円)。

 今年1〜7月累計の輸出総額は前年同時期から29.5%増の78.3億マカオパタカ(約1076億円)、再輸出は29.8%増の67.3億マカオパタカ(約925億円)、マカオ製の商品の輸出についても27.9%増の10.9億マカオパタカ(約150億円)。輸入総額は1.4倍増の892.2億マカオパタカ(約1兆2257億円)。商品貿易赤字は前年同時期の305.9億マカオパタカ(約4203億円)から813.9億マカオパタカ(約1兆1182億円)に大幅拡大。

 今年1〜7月累計の主要輸出先内訳は、香港が33.6%増の54.8億マカオパタカ(約753億円)、中国本土が23.1%増の11.7億マカオパタカ(約161億円)、米国が33.4%増の3.9億マカオパタカ(約54億円)、EUが4.6%減の1.1億マカオパタカ(約15.1億円)。品目別では、非紡績商品が37.7%増の70.1億マカオパタカ(約963億円)、紡績品・衣類は14.3%減の8.1億マカオパタカ(約111億円)。

 輸入品の原産地別では、中国本土が1.3倍増の296.5億マカオパタカ(約4073億円)、EUが1.9倍増の278.2億マカオパタカ(約3822億円)。輸入元別では、香港が1.7倍増の768.3億マカオパタカ(約1兆0555億円)、中国本土が39.5%増の94.6億マカオパタカ(約1300億円)。品目別では、消費財が1.6倍増の629.7億マカオパタカ(約8652億円)。このうち、コスメ・スキンケア商品が2.5倍増の140.2億マカオパタカ(約1926億円)、腕時計が3.6倍増の75.1億マカオパタカ(約1032億円)、ハンドバッグ・財布が2.8倍増の65.1億マカオパタカ(約895億円)、ゴールド製ネックレスが4.4倍増の59.8億マカオパタカ(約822億円)。また、携帯電話が8.0倍増の123.7億マカオパタカ(約1700億円)、燃料・潤滑油が10.3%増の33.9億マカオパタカ(約466億円)、建築資材についても71.7%増の17.7億マカオパタカ(約243億円)だった。

 今年1〜7月の対外商品貿易総額は前年同時期から1.3倍増の970.84億マカオパタカ(約1兆3340億円)。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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