香港、新型コロナ市中感染確認53日連続ゼロ…輸入性は6人、うち4人がL452R変異株感染=11/30

 人口約740万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、5月末に終息した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日に検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)、8月5日には建設作業員(感染経路不明、これまで感染確認に至らなかった無症状感染者の再陽性事例)、8月17日に空港ラウンジ職員(感染経路不明、L452R変異株)、10月8日に空港カーゴ部門従事者(感染経路不明、L452R変異株)の市中感染確認があったが、市中における連鎖的な伝播は出現していない。

 香港衛生当局の発表によれば、11月30日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は6人で、すべて輸入性(海外からの入境者)とのこと。市中感染確認例に限ると53日連続ゼロを維持した。

 輸入性の患者6人は11月10日から28日にかけてパキスタン(アラブ首長国連邦経由、3人)、インド(1人)、英国(1人)・フィリピンからそれぞれ空路香港へ到着。うち4人がL452R変異株感染で、1人がウイルス量不足で検査ができず、もう1人については変異株感染の有無を調べる検査結果待ち。

 パキスタンから到着の3人は、先に感染確認された患者の密接接触者だった。フィリピンから到着した患者は、11月10日にホームヘルパーとして就労するため入境。香港では、8月末から香港行き航空機搭乗前の陰性証明の取得、ワクチン接種完了、到着後に指定の検疫用ホテルで21日間の隔離検疫を受けることなどの条件でフィリピン及びインドネシアからの主にホームペヘルパー職の受け入れが再開となった。当該国から香港へ到着した後に感染確認される例が9月3日以降に相次いで出現している。

 翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は5人以下という。

 香港における過去14日間(11月16〜29日)累計の新規感染確認は43人で、すべて輸入性事案。ここまでの累計感染確認数は1万2437人(擬似事案1人含む)。

 香港の11月29日午後7時時点のワクチン接種率は70.5%(1回目の接種完了)、67.3%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は943万5644回、1日あたり接種回数は2万1541回(7日移動平均値1万9232回)。香港ではワクチンが充足している状況で、政府は9月末までに免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割(1回目接種完了)を突破できるとする見通し示していたが、9月以降は接種回数の低迷が顕著で、11月23日にようやく達成された。なお、11月11日から3回目の接種(ブースター接種)がスタートし、上述の接種回数には3回目も含んだものとなっている。3回目の累計接種回数は15万6403回。

 香港衛生当局では、近日の輸入性感染確認例のうち、ワクチン接種を完了している患者も少なくないとし、不要不急の外遊(特に高リスク地域)及び外地における不必要な大型集会やイベントへの参加を控えるとともに、外地滞在中はマスクの着用し続け、個人・環境衛生管理に努めるよう呼びかけている。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局は6月19日、今年(2024年)4月の飲食業と小売業に関する景気調査結…
  2.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオの運営会社は6月18日、来月(7…
  3.  マカオ司法警察局は6月18日、マカオで被害が確認された特殊詐欺(電話詐欺)事案に絡み、30代の香…
  4.  マカオ治安警察局は6月18日、いわゆる車上荒らしをしたとして40代の中国人(中国本土居民)の男を…
  5.  マカオ半島中区に位置する統合型リゾート(IR)グランドリスボアマカオを運営するSJMリゾーツ社は…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年6月号
(vol.132)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun