中国国際航空のマカオ航空に対する持ち株比率が74.94%まで増

 このほど中国国際航空(エアチャイナ)が香港証券取引所で公表した今年(2025年)の半期報告書で、マカオ航空の同社の持ち株比率は74.94%で、昨年末時点の66.92%から8.02ポイント増加したことがわかった。

 マカオ航空は今年7月初頭に公告を出し、資本金を8.42億パタカ(日本円換算:約156億円)から2億パタカ(約37億円)に減資した後、直ちに23.79億パタカ(約440億円)超に増資し、全額引き受け、払込済みであることを明らかにしていたが、この際に親会社にあたる中国国際航空による持ち株比率の増については言及されていなかった。

 このほか、中国国際航空の今年半期報告書によれば、マカオ航空の今年上半期の営業収入は前年同時期から1.97%増の15.02億人民元(約313億円)、親会社株主に帰属する損失は2.1%拡大の3.78億人民元(約79億円)。持ち株比率から、マカオ航空の今年上半期の損失はおよそ5.15億人民元(約107億円)と推算される。

 また、今年上半期末時点におけるマカオ航空の保有機材数は22機、平均機齢は9.04年。有効座席キロは0.51%減の34.56億、有償旅客キロは2.39%増の26.18億、旅客数は5.83%増の延べ156.53万人、平均座席利用率は2.14ポイント上昇の75.74%だったという。

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)=2025年3月本紙撮影

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