マカオ国際空港の閉塞管理エリアが運用開始へ…新型コロナ防疫措置の一環でバブル方式採用

 マカオの主要な空の玄関口となるマカオ国際空港(タイパ島北安地区)では、新型コロナ防疫措置の一環として閉塞管理(いわゆるバブル方式)の実施が予定されている。

 空港運営会社にあたるCAMが1月27日に発表した内容によれば、ビジネスジェットの修理場を改装した閉塞施設の準備が整い、1月29日午前0時から運用を開始するとのこと。同時収容キャパシティは26人。

 閉塞管理の実施対象は、海外(中国本土、香港、台湾以外)から到着したフライト及び政府衛生局が高リスクと認定したフライトに関係する人とされており、高リスクフライトの乗客またはクルーと2メートル以内で接触する人、高リスクフライトの未消毒貨物及び設備と直接接触する人を含み、集中閉塞管理勤務体制が敷かれる。

マカオ国際空港内に設けられる閉塞管理施設(写真:CAM)

 具体的には、空港内の閉塞管理施設に滞在して14日間勤務の後、隔離検疫用ホテルで7日間及び自宅で7日間の隔離検疫を要する。閉塞管理施設滞在中は、バブル外の人と設備や移動手段を混用できず、勤務時間外のエプロンエリアへの侵入も禁止されるという。

 なお、マカオでは1月27日まで110日連続市中感染確認例ゼロを維持している。

マカオ国際空港内に設けられる閉塞管理施設(写真:CAM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は7月26日、同局の管轄下にある特警隊が同月27日午前9時から正式にタイパ島北安…
  2.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期…
  3.  マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は7月26日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の雇用…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun