マカオ、春節GW4日目のインバウンド旅客数は対前年26.6%増の約2.2万人…4日間累計18.9%増の約5.7万人

 新型コロナウイルス感染症の世界的流行が長期化する中、国際観光都市マカオでも依然として厳格な各種防疫対策が維持されている。

 ただし、マカオと中国本土との間については、条件付きではあるものの隔離検疫免除での往来が再開している。中国本土以外の国・地域については、入境後に隔離検疫が必須となるほか、外国人の入境が原則禁止とされるなど、厳しい制限が存在する。目下、マカオにおけるインバウンド旅客は中国本土からが主となっている。

 マカオでは、年間最大の書き入れ時となる春節(旧正月)シーズンを迎えた。中国本土では、このところも各地で散発的な再流行が出現しているものの、一昨年及び昨年の同時期と比較して状況は落ち着いているとされ、インバウンド旅客数の回復に期待がかかる。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)では、中国本土で年に複数回の大型連休(ゴールデンウィーク=GW)について、治安警察局提供資料を元に前年対比のインバウンド旅客数データを公表している。今年(2022年)の春節GWは大晦日にあたる1月31日から2月6日までの7日間で、比較対象は昨年(2021年)2月11日から17日までの7日間。

 MGTOが公表した2月4日更新の最新データによれば、春節GW4日目(2月3日)の総インバウンド旅客数は前年の同日から26.6%増の2万1972人、中国本土旅客に限ると29.0%増の2万0723人だったとのこと。インバウンド旅客全体に占める中国本土旅客の割合は94.4%。

 春節GW4日目まで(1月31日〜2月3日)の累計では、総インバウンド旅客数が18.9%増の5万6858人、中国本土旅客に限ると21.9%増の5万2860人、中国本土旅客の占める割合は93.0%。

 今年については、マカオ政府主催の春節祝賀イベントが3年ぶりに開催されており、MGTOはイベント効果によるインバウンド旅客の吸引に加え、マカオの安全性をアピールする狙いもあるとしている。2月3日夜には大規模な新年祝賀パレードと花火大会が開催された。

 MGTOが事前に明らかにした春節GW中のインバウンド旅客数を1日平均2万人で、GW4日目にして初めて2万人を上回った。1日平均では、ここまで見込みを下回っているが、例年旅客数が伸びるのは新春3日目(GW4日目)以降とされ、勢いを持続できるかが注目される。

 なお、春節GW初日から4日目にかけて気温が低く、曇りや雨の天気が続いていたが、立春にあたる今日(5日目)は一転して好天に恵まれている。ただし、中国本土の中でも最大の旅客ソースとなる広東省における状況の変化(深セン市など各地で新たにオミクロン変異株の市中伝播が相次いで確認されたことに伴う防疫措置の強化)が出現しており、今後の動向によっては、下振れ要因となる可能性もある。マカオ域内では、2月3日まで117日連続で新型コロナ市中感染確認例ゼロを維持している。

大勢の観衆で賑わった春節祝賀パレードの様子=2022年2月3日(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は6月13日、公共エリアにおける賭博行為でローカルの男女5人(57〜70歳)を検…
  2.  マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は6月13日、同局が管轄するギア灯台(東望洋燈塔)について、…
  3.  英「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)」は6月12日、2024年度のTHE世界大学影…
  4.  マカオ司法警察局は6月12日、同日カジノ施設などが集積する繁華街のひとつ、マカオ半島新口岸地区に…
  5.  6月12日付のマカオ特別行政区公報(官報に相当)に2023年廉政公署(汚職捜査機関、CCAC)業…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年6月号
(vol.132)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun