香港の新型コロナ新規感染者数794人、2日連続1千人以下維持…第5波累計は約118.4万人=4/16

 人口約740万人の香港では、昨年(2021年)12月末から新型コロナウイルス感染症の流行「第5波」が始まった。

 2月から3月にかけて、オミクロン変異株亜種BA.2(いわゆる「ステルスオミクロン」)による伝播が主となり、市中における新規感染確認数が急増し、医療崩壊に直面するなど深刻な状況となった。3月下旬以降は、新規感染確認数も落ち着きつつあるが、依然として高止まりが続く。

 香港衛生当局が4月16日夕方の記者会見で発表した内容によれば、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から152人減(16.1%減)の794人とのこと。内訳は迅速抗原検査経由が345人、PCR検査経由が449人。2日連続で1千人以下、またピーク期以降の最少を更新した。第5波開始以来の累計感染者数は約118.4万人。

 新たに医管局から報告された死亡者数は41人で、第5波開始以来の累計死亡者数は8897人、死亡率は0.75%に。

 2月以降の感染急拡大によって、医療現場のキャパシティ不足が深刻化したため、中国中央政府の支援も得て仮設の大規模隔離・治療施設の建設、医療支援チームの受け入れなどが進められたが、このところは状況が大きく改善。一時ストップしていた局地ロックダウンによる強制ウイルス検査も再開された。イースター連休明け(19日)からの学校の対面授業の再開、21日からはソーシャルディスタンス措置の段階的緩和も予定されている。

 なお、香港では15日から18日までの4日間がイースターホリデーとなっており、第4波までは連休明けに感染増となるケースを繰り返してきた経緯があることから、次週以降の感染確認数の推移に注目される。

 香港の4月15日午後8時時点のワクチン接種率は92.7%(1回目の接種完了)、86.5%(2回目の接種完了)となっている(※新たに接種対象となった3〜11歳は含まず)。3〜11歳の1回目接種率は63.9%。接種率は昨年後半にかけて伸び悩んでいたが、流行第5波の深刻化、防疫措置の一環としてワクチンパス(所定施設入場時にワクチン接種証明の提示を要する措置)の導入計画発表などを受けて、年初から一気に上昇。ただし、近日は再び頭打ち状態に。15日単日の接種回数(1〜3回目の接種合計)は2万8230回で、7日移動平均は3万0350回。年齢層別の接種率では、新たに接種対象となった3〜11歳のほか、70〜79歳(82.9%)と80歳以上(60.8%)が大きく平均を下回っており、接種率向上策が講じられている。当局は、4月末までに高齢者の接種率9割を達成することを目標として掲げている。

香港のイメージ=香港島・中環にて本紙撮影

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