マカオカジノIR運営大手GEGが2022年1Q業績発表…調整後EBITDA対前年33%減

 マカオ政府とカジノ運営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(GEG)は5月12日、今年第1四半期(2022年1〜3月)の監査前業績を公表。

 同社発出のプレスリリースによれば、今年第1四半期の調整後EBITDAは前年同時期から33%、昨年第4四半期45%のそれぞれ減となる約5.75億香港ドル(日本円換算:約94億円)だったとのこと。最近の中国本土における新型コロナの再流行を受け、旅行に対する引き締めがなされたことで、訪マカオ旅客数、自社の収益と利益に影響が生じたとした。

 GEGはマカオを本拠地とし、マカオ半島で「スターワールドマカオ」、コタイ地区で「ギャラクシーマカオ」、「ブロードウェイマカオ」の各カジノIR(統合型リゾート)、中小ホテルに併設するフランチャイズ形式のカジノ施設「シティクラブ」を運営。昨年通期の業績については、マカオの同業6社のうち唯一黒字だった。

ギャラクシーエンターテイメントグループの旗艦IR(統合型リゾート)施設「ギャラクシー・マカオ」(資料)=2021年9月、本紙撮影

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