マカオ、2022年2Qの新設企業数は対前年35.9%減…登録資本金は39.2%増

 マカオ政府統計調査局は8月12日、今年第2四半期(2022年4〜6月期)の企業統計を公表。

 今年第2四半期の新規設立企業数は前年同期から518社減(35.9%減)の923社だったが、資本規模の大きい金融業に属する企業の設立があったことで、登録資本金は39.2%増の3.2億パタカ(日本円換算:約53億円)に上った。

 新設企業を業種別にみると、ホールセール・リテール業が346社、ビジネスサービス業が237社で大半を占めた。ただし、前者が121社、後者が151社のそれぞれ減。解散企業数は171社、取り消し資本金は2698万パタカ(約4.4億円)。

 資本金の出所については、中国本土からが全体の78.0%を占める2.5億パタカ(約41億円)、このうち1.5億パタカ(約25億円)が大湾区(グレーターベイエリア)からで、中でも中山市が53%を占めた。このほか、マカオからと香港からがそれぞれ6220万パタカ(約10.3億円)、580万パタカ(約1.0億円)。株主構成では、すべてのマカオの株主という企業が646社、マカオとその他の国・地域の組み合わせが96社。

 新設企業の登録資本金の規模では、5万パタカ(約82万円)以下が全体の69.6%を占める642社で、これらの合計資本金は5.2%に相当する1669万パタカ(約2.8億円)。一方、100万パタカ(約1650万円)以上は22社、合計資本金は全体の79.8%に相当する2.6億パタカ(約43億円)。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局は10月23日夜、マカオ域内で今年初めてとなる当地デング熱感染例を確認したと発表…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月23日夜、マカオで今年(2024年)8例目となる在郷軍人病(退…
  3.  マカオ司法警察局は10月22日、マカオに所在する複数の質店を訪れ、人工ダイヤモンドを天然と偽って…
  4.  マカオの多くのカジノ施設が航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供しており、入会するこ…
  5.  このほどマカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)が公表した資料によれ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun