マカオ、消費者物価指数が13ヶ月連続上昇=2022年7月

 マカオ政府統計調査局が8月19日に公表した資料によれば、今年(2022年)7月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.95で、前年同月から1.38%の上昇だったとのこと。13ヶ月連続で上昇となった。

 同局によれば、前年同月比での主な上昇要因はホームヘルパー報酬及び外食費の上昇、さらにはガソリンとLPGの値上がりで、住宅家賃、通信サービス費、豚肉小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。

 分類別では、家庭設備・サービス(+13.18%)と交通(+7.35%)の指数が上昇した一方、通信(-10.09%)は下落。

 また、今年7月の総合消費者物価指数は前月から0.08%上昇。交通と酒・たばこの価格指数が0.57%、0.44%のそれぞれ上昇、また野菜、鮮魚・海産物の小売価格の上昇を受けて、食品・ノンアルコール飲料の価格指数が0.28%上昇。一方で、その他商品・サービス、住居・燃料の価格指数は0.35%、0.07%のそれぞれ下落。

 今年7月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から1.10%上昇。このうち、家庭設備・サービス(+8.79%)と交通(+6.74%)が顕著な上昇だった。

 今年1〜7月の総合消費者物価平均指数は、前年同時期から1.10%上昇。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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