広珠都市間鉄道、横琴ルート今年着工へ

昨年(2012年)末に広州南と珠海(拱北)の間で全線開通を果たした広珠都市間鉄道。珠海(拱北)から横琴新区を経由して珠海空港に至る約39.5キロの路線延長計画があるが、このうち珠海(拱北)から横琴島長隆楽園までの7駅約17キロ分について、今年中の着工、2016年の営業開始に向け計画が具体化しているという。

8月31日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。この延長計画は近く広東省発展改革委員会にて批准される見込みで、すでに現場視察や入札に向けた準備が進められているという。順調に進めば今年中に着工し、約3年半の工期を経て、2016年にも営業運転を開始する予定。

今回、着工と運転開始時期が具体化した珠海(拱北)と長隆公園の約17キロについては、全線高架及びトンネルで構成されるという。新駅となる湾仔北、湾仔、十字門、金融島、橫琴、長隆公園の6駅は地下駅となる予定。線路は複線で、設計時速は約100キロ。長隆公園から先については、今年末をメドに具体化する見込みという。

なお、横琴イミグレーションに隣接する横琴駅で、マカオLRTとの同駅接続を行う計画。マカオLRTは海底トンネルを経由して横琴新区へ乗り入れるという予定。

広珠都市間鉄道珠海(拱北)駅—本紙撮影

広珠都市間鉄道珠海(拱北)駅—本紙撮影

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