マカオのカジノIR建設現場から古砲の弾頭部が出土

 マカオ政府文化局(ICM)は10月2日、コタイ地区にあるカジノIR(統合型リゾート)「ギャラシーマカオ」第4期拡張部の建設現場から古い大砲の弾頭部とみられる遺物が1点みつかったと発表。

 出土品のサイズは長さ約16センチメートル、直径約7.6センチメートルとのこと。

 コタイ地区は20世紀末からタイパ島とコロアン島の間の水域(海)を埋立造成して誕生した陸地で、ギャラクシーマカオ第4期拡張部建設現場からは2020年以降に古砲の砲身部の遺物が3点出土し、マカオの軍事史、海上防衛史、貿易史の研究において重要な意義と史料価値があるとして研究、修復作業が進められている。

 ICMでは、これまでに同じ建設現場から出土した砲身部と今回出土の弾頭部は出土位置などから関係性薄いとの見方を示した上、一旦保管の上で研究・分析を行うとした。

ギャラクシーマカオ第4期拡張部建設現場から出土した古砲の弾頭部とみられる遺物=2022年10月2日(写真:ICM)


ギャラクシーマカオ第4期拡張部建設現場から出土した古砲の弾頭部とみられる遺物=2022年10月2日(写真:ICM)

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