マカオ、2023年3月の平均ホテル客室稼働率は77.0%…対前年46.3pt上昇

マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリをはじめとした大規模イベントが数多く開催されるアジア有数の国際観光都市として知られる。

マカオの年間訪マカオ外客数(インバウンド旅客数)はコロナ直前の2019年には延べ(以下同)3940万6181人(延べ、以下同)に上ったが、2020年は対前年85.0%減の589万6848人に急落。2021年は対前年30.7%増の770万5943人まで回復したものの、2022年は対前年26.0%減の570万0339人と再び下落に転じ、丸3年にわたって低迷が続いた。

インバウンド旅客数が低迷する主要因として、2020年1月下旬から新型コロナ防疫対策の一環として入境制限を含む厳格な水際措置が講じられたことが挙げられる。ただし、2022年12月初旬に中国が事実上のウィズコロナへ急転換し、マカオも追随。今年(2023年)1月8日には水際措置が大幅緩和され、以降インバウンド旅客数は急回復している。

今年3月のインバウンド旅客数は前年同月比271.4%増となる195万6867人、今年1〜3月累計でも前年同期比163.7%増の494万8358人に上った。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の夜景(資料)=2020年7月本紙撮影

マカオ政府統計調査局は4月27日、今年3月のホテル宿泊客関連統計を公表。同月の平均ホテル客室稼働率は77.0%で、前年同月から46.3ポイント(pt)、前月から0.9ptのそれぞれ上昇。

ホテル等級別では、5つ星が対前年同月から50.2pt上昇の77.2%、4つ星が36.7pt上昇の74.6%、3つ星が44.1pt上昇の79.2%、2つ星ホテルが46.2pt上昇の80.9%、エコノミー宿泊施設が31.9pt上昇の69.4%。なお、5つ星ホテルの供給客室数が5.0%減、4つ星ホテルが13.7%増、3つ星ホテルが7.6%増、2つ星ホテルが増減なし、エコノミー宿泊施設が10.3%増だった点も考慮する必要がある。

3月末現在、マカオで営業中のホテル数は前年同時期から6軒増の126軒、供給客室数は0.7%増の3.90万室あり、このうち5つ星ホテルが2軒増の35軒で、供給客室数は全体の58.5%を占める2.28万室。

3月のマカオのホテル宿泊客数は前年同月比164.4%増の97.2万人。このうち中国本土からの旅客が156.9%増の69.4万人、香港からの旅客が933.7%増の18.6万人、台湾からの旅客が478.4%増の1.3万人。一方、コロナ禍インバウンド低迷期にステイケーション需要等で稼働率の下支えをした地元マカオ客は31.4%減の4.9万人。ホテル宿泊客の平均滞在時間は前年同月から0.2日短い1.6日に。

1〜3月累計の平均客室稼働率は前年同時期から33.9ポイント上昇の74.7%、ホテル宿泊客数は96.3%増の269.9万人、平均滞在時間は0.2日短い1.7日。

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