マカオ、カジノ内で窃盗繰り返したアルジェリア人の男逮捕…約半年間オーバーステイ状態

 マカオ司法警察局は6月14日、少なくとも3件のカジノ内窃盗事件に関わったとしてアルジェリア人の男(65)=無職を同月10日夜にコタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ施設内で逮捕したと発表。

 被疑者は今年(2023年)1月9日にマカオ入りし、滞在期限は同月16日までとなっており、オーバーステイ状態だったという。

 同局によれば、6月10日午後5時頃、中国本土からマカオを訪れていた男性旅客から、同日午前にコタイ地区にあるカジノ施設でゲームに興じている際、何者かに11万香港ドル(日本円換算:約198万円)分のゲーミング(カジノ)チップの入ったハンドバッグを盗まれたとする通報が寄せられたとのこと。通報を受けて捜査に着手したところ、まもなく外国人の男1人の犯行であることが判明。同日午後6時頃、別のカジノ施設内で被疑者を逮捕するとともに、同日午前に窃盗被害に遭ったバッグ及び中に入っていたゲーミングチップの奪還に成功した。

 その後の調査で、被疑者が以前にコタイ地区にある別々のIRに併設するカジノ施設で発生し、被害届が出されていた2つの窃盗事件にも関わっていたことが明らかとなり、被疑者はこれらを含めた3件について自身の犯行であると自供。また、以前の2件に関する金品は不法滞在中に生活費に充てて使い果たしたとし、これまで固定の住所はなく、市中を放浪して過ごしていたなどと供述したとのこと。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

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