輸出入とも増―13年11月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は12月26日、今年(2013年)11月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比8%増の7.5億パタカ、輸入は同17%増の75.0億パタカとなった。11月の貿易赤字は67.5億パタカ。

輸出のうち、再輸出貨物が15%増の5.9億パタカ、地元産品の輸出は同13%減の1.5億パタカだった。

今年1-11月の累計では輸出が前年同期比9%増の81.8億パタカ、うち再輸出が18%増の63.6億パタカ、地元産品の輸出は13%減の18.2億パタカ。輸入は同14%増の730.4億パタカ。貿易赤字は648.6億パタカ。

今年1-11月の輸出先のうち、香港が43.1億パタカ、中国本土が14.8億パタカでそれぞれ前年同期比14%、20%増だった一方、米国が3.3億パタカ、欧州連合(EU)が2.5億パタカで同30%、11%の減少となった。

非紡績品の輸出は74.0億パタカで前年比14%増、そのうち電子部品が9.0億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが5.0億パタカでそれぞれ64%、166%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は20%減の7.8億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が2.7億パタカで30%の減少。

今年1-11月の輸入元については中国本土の238.0億パタカ、EUの169.5億パタカで、それぞれ前年比13%、12%増。品目ではコンシューマーグッズが465.3億パタカで18%増、ゴールド製ネックレスが27%増の86.7億パタカ、腕時計が22%増の56.4億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が70%増の24.6億パタカ。建築資材についても48%増の24.9億パタカとなった。

今年1-11月の対外商品貿易総額は812.1億パタカに達し、前年同期の717.8億パタカから13%の増となった。

なお、今年1-11月の商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(33%)、香港(13%)、フランス(9%)、スイス(8%)、イタリア(7%)に次ぐ。

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

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