マカオ治安警察局の一斉取り締まりで立ちんぼと違法両替商の4人摘発

 マカオ治安警察局は7月3日、マカオ警察総局による指揮の下、地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした犯罪抑止・撲滅作戦「落雷2023」を展開する中、同月2日から3日未明にかけて市内各所で一斉取り締まりを実施したと発表。

 今回の一斉取り締まりには警察官43人が参加し、主にインターネットカフェを対象としたパトロールと各所での交通検問のほか、マカオ半島の中区一帯で不審者に対する職務質問を強化して臨んだとのこと。

 取り締まり期間中、129人(男97人、女32人)に対する調査を行い、このうち4人について違法・違反が認められたため摘発し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。違法・違反の内訳はいわゆる立ちんぼの女が3人、「換銭党」と呼ばれる違法両替に従事していた男が1人だったという。

 交通検問については、車両34台に対する調査を行い、このうち1件の違反(無灯火)を検挙したとのこと。

 マカオでは今年に入って以降、水際措置の大幅緩和によりインバウンド旅客数が急回復しており、繁華街や観光名所周辺の人流も明らかに増加している。このところ治安警察局のほか、司法警察局、税関も連日市内各所で一斉取り締まりを実施しており、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

違法・違反行為によりマカオ治安警察局に摘発された男女ら(写真:マカオ治安警察局)

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