マカオカジノIR運営サンズチャイナが「S&PグローバルESGスコア2023中国版」で最高評価の「トップ1%」受賞

 マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナは7月27日、大手格付け機関S&Pグローバル社が初めて公表した「S&PグローバルESGスコア2023中国版」でIR運営企業として唯一となる最高評価の「トップ1%」受賞したと発表。

 同社によれば、S&PグローバルESGスコア2023中国版は中国本土、香港、マカオの60業界の約1600社が候補となり、S&Pグローバル社が実施するCSA(コーポレートサステナビリティ評価)でサステナビリティ視点での評価・分析の結果、最終的に44業界の88社が選定されたという。同社以外では、ハンセン銀行、チャイナ・エバーブライト・エンバイロメント、香港中華ガス、香港証券取引所などが最高評価を得たという。

 サンズチャイナ社のウィルフレッド・ウォン社長は受賞にあたり、常に企業の社会的責任を履行し、さまざまな取り組みを通じて成果を上げたことを誇りに思うとし、今回S&Pグローバル社による評価を得たことは、当社がESG(環境、社会、コーポレートガバナンス)分野における実践を証明するものだとコメント。同社は2022年にダウ・ジョーンズ・サステイナビリティ・ワールド・インデックスにも初めて選定されるいる。

S&Pグローバル社からサンズチャイナ社へ「S&PグローバルESGスコア2023中国版トップ1%」アワードが授与(写真:Sands China Ltd.)

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