マカオ司法警察局が深夜のカジノ施設で防犯パトロール実施…7時間で中国人違法両替商11人摘発

 マカオ司法警察局では、各種違法・犯罪行為に対する取り締まり強化による社会治安環境の浄化を図るため、マカオ警察総局による指揮の下、広東省及び香港の警察当局との協力による大規模作戦「落雷2023」を継続展開している。

 同局が8月18日に発表した内容によれば、同作戦の一環として、同月17日午後8時から18日午前3時にかけて、捜査員25人を動員して統合型リゾート施設が集積するコタイ地区のカジノ施設内及び周辺で防犯パトロールを実施したとのこと。

違法両替に従事した疑いで警察署へ移送される男女(写真:マカオ司法警察局)

 今回のパトロールでは145人(男105人、女40人)が調査対象となり、このうち「換銭党」と呼ばれる違法両替に従事していたと疑われる中国人(中国本土からのインバウンド旅客)の男女11人(男8人、女3人)の身柄を拘束。警察署で11人に対する身元確認手続き及び調査を行った後、マカオにおいてその他の犯罪行為に関与していないことが確認できたため、治安警察局の入管部門へ全員の身柄を引き渡し済みとした。

 同局では、今後もマカオの治安情勢を注視するとともに、適時適切な犯罪撲滅策を講じ、マカオの良好な治安環境の保護と維持に努めるとしている。

カジノ施設内での身分証チェックの様子(写真:マカオ司法警察局)

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