マカオ、2023年7月の消費者物価指数は対前年0.78%上昇

 マカオ政府統計調査局が8月18日に公表した資料によれば、今年(2023年)7月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は104.76で、前年同月から0.78%の上昇だった。

 前年同月比での主な上昇要因は外食費、パッケージツアー価格、学費の上昇、さらにホテル客室と衣料品価格の値上がりで、住宅家賃と航空券価格の値下がりが一部を相殺したとのこと。分類別では、教育(+9.98%)、レジャー・文化(+6.80%)、衣類・履物(+5.07%)の指数が大幅上昇した一方、交通(-4.38%)と住宅・燃料(-1.74%)は下落に。

 また、今年7月の総合消費者物価指数は前月から0.06%上昇。パッケージツアー価格の上昇を受けてレジャー・文化の価格指数が1.29%上昇。酒・たばことその他商品・サービスの価格指数についても、それぞれ0.26%、0.17%上昇。フルーツと野菜価格の下落が外食費と食用油価格の上昇の一部を相殺したことで、食品・ノンアルコール飲料の価格指数は0.03%増にとどまった。一方、衣類・履物と交通の価格指数は、それぞれ0.34%、0.10%下落した。

 今年7月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.88%上昇。分類別では、教育(+9.31%)、家庭設備・サービス(+7.53%)の価格指数が顕著な上昇。

 今年1〜7月の総合消費者物価平均指数は前年同時期から0.82%上昇。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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