マカオ治安警察局が立ちんぼ標的の取り締まり実施…中国本土旅客1人摘発、無認可宿泊施設滞在も発覚

 マカオ治安警察局は8月21日、同月16日夜にマカオ半島北部の祐漢エリア一帯で街娼(いわゆる立ちんぼ)を標的とした取り締まりを実施したと発表。

 今回の取り締まりで路上を徘徊しながら通行人の男性に声をかけるなどしていた不審な女の身柄を拘束。女は警察の調べに対し、マカオに来て立ちんぼ活動により金銭を得ていたことを認めたとのこと。同局では、この女=40代、中国本土からのインバウンド旅客=について、旅客の立場に不相応な活動に従事したとして身柄を入管部門に移送済みとした。

マカオ治安警察局による取り締まりの様子=2023年8月16日(写真:マカオ治安警察局)

 その後、この女がマカオで滞在していた同エリア内にあるアパートの部屋に対する調査を行ったところ、部屋の中に男女各1人がおり、無認可宿泊施設である疑いが浮上。宿泊施設を管轄する旅遊局の調査で違法性が確認されたことから、即時封鎖に至ったという。

 同エリアでは同月10日も同様の取り締まりが実施され、中国本土からのインバウンド旅客の女2人と無認可宿泊施設2つが摘発されたばかり。

封鎖された無認可宿泊施設の入口=2023年8月16日(写真:マカオ治安警察局)

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