10月の入境旅客数対前年1.2%減、日本は大幅減

マカオ特区政府統計調査局は22日、今年10月のマカオ入境旅客数統計を発表した。10月の単月入境旅客数はのべ2,347,646人となり、対前年1.2%の減少。うち、日帰り旅客が1,232,327人と全体の52.5%を占めた。旅客の平均滞在時間は1.0日で、前年比0.1日増加。宿泊を伴う旅客の滞在時間は1.9日、日帰り旅客は同0.2日。

旅客の出発地別では、中国大陸からの旅客が1,445,420人で全体の61.6%を占めるが、前年同月比1.4%の減。省別の内訳では、広東省669,658 人、褔建省66,755人が主。また、中国大陸からパックツアーではなく個人旅行形式での旅客が 612,073人となり,6.0%増加している。中国大陸に次いで旅客が多かったのは香港の566,342人と中国台湾の86,274人。それぞれ、前年比1.4%増、10.1%の減。これらの大中華圏に次ぐのが、韓国の34,502人、日本の25,562人、フィリピ ンの25,541人。それぞれ26.0%の大幅増、21.6%の大幅減、1.4%の増となった。

今年1~10月の入境旅客総数はのべ23,212,331人となり、対前年0.8%増。内訳は中国大陸13,904,025人、韓国365,937人、日本344,629人で、それぞれ5.2%、10.9%、9.1%の増。逆に、香港5,939,416人、中国台湾903,354人と、こちらはそれぞれ 6.3%、13.1%の減少。10月はマカオ航空の成田直行便の運休などもあり日本からの旅客数が大幅に落ち込んだが、引き続き対前年ベースを上回る勢い。しかし、11月、12月もマカオ航空が運休を発表するなどの要因もあり、通年ベースで前年並みをキープできるかどうかは微妙な状況。逆に、韓国からの旅客は好調な伸びを示し、通年で日本を上回ることが確実な見通し。

マカオ外港フェリーターミナル(資料)―本紙撮影

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