マカオ、路上で拾った現金を着服してカジノチップに交換…中国人旅客の男逮捕

 マカオ治安警察局は8月23日、マカオ半島新口岸地区にある上海街の路上で拾った6万香港ドル(日本円換算:約112万円)の現金を着服したとして、40代の中国人の男(中国本土からのインバウンド旅客)を拾得物不届・占有罪で逮捕、検察院送致したと発表。

 警察発表によれば、同月17日に上海街までタクシーを利用したマカオ市民から、降車後に6万香港ドルの現金をポケットに入れたはずだが、気づいた時にはなくなっており、降車地点まで戻って探したものの見つからず、どこかで落としてしまったものを拾われてしまったかもしれないとする通報が寄せられたとのこと。

路上で拾った現金を着服したとして逮捕された男(写真:マカオ治安警察局)

 通報を受けた警察が捜査に着手し、「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視カメラシステム及びタクシーのドライブレコーダー映像を活用するなどして被疑者の身元を特定。同日のうちに現場近くのホテル内で身柄確保に成功に成功したという。

 被疑者は警察の調べに対し、路上に落ちていた現金を出来心で着服してしまったと犯行を認めた上、拾ったチップは現金は賭博に用いるためカジノチップに交換したなどと供述したとのこと。

着服した現金と交換されたカジノチップなどの証拠品(写真:マカオ治安警察局)

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