台風14号コイヌが香港・マカオ接近…警報シグナル8発令で港珠澳大橋閉鎖など両地間の交通機関に影響大

 台風14号(国際名:コイヌ)の接近に伴い、香港では現地時間10月8日午後0時40分に台風警報シグナルが「3」から「8」(※)へ引き上げられた。

 また、マカオの気象台にあたるマカオ政府地球物理気象局(SMG)も同日午後4時30分に同じく「3」から「8」へ引き上げる見通しを発表。

 SMGによれば、台風14号は10月8日午後1時現在、マカオの南東およそ110キロメートル付近にあり、ゆっくりとしたスピードでマカオの100キロメートル圏内に入るとのこと。これからマカオでは風力が増し、明日にかけてまとまった雨が降る機会が多くなる見込みとした。

 香港とマカオの間を結ぶ港珠澳大橋が8日午後2時30分から閉鎖され、両地の間を結ぶ陸路及び海路の公共交通機関も正午頃から続々と運休になっている。マカオ域内の公共交通機関については、台風警報シグナルの「8」への引き上げに合わせて運休となる見通し。マカオ国際空港を発着するフライトへの影響も生じている。

 なお、公共交通機関の運行/運航再会は台風シグナルが再び「3」へ引き下げになった後となるが、即時ではなくややタイムラグが生じるの通例。

※:マカオの台風警報シグナルは低→高の順で1、3、8、9、10

マカオ気象台発表による10月8日午後1時50分時点の台風14号コイヌの位置及び進路予想(図版:SMG)

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