マカオ大学が日本の複数著名大学を訪問…科学・教育分野で連携深める

 このほどマカオ大学(澳門大學)=公立総合大学=の宋永華学長率いる代表団が東京を訪れ、駐日中国大使館や複数の日本の有名大学を訪問。

 今回マカオ大学代表団が訪問したのは、慶應義塾大学、東京大学、帝京大学、上智大学、早稲田大学、東京医科大学(※発表順)で、多くの科学・教育分野での連携強化が実現したとのこと。

 このうち、早稲田大学との間では、統合型リゾート(IR)及びツーリズムマネジメント等の特色ある学科について、合同で人材育成を図るプロジェクトの立ち上げを検討するという。

 また、今回の訪問先は医薬系の学部を擁する大学が多く、合同研究などについての協力強化が模索された模様。

マカオ大学(左)と早稲田大学双方の代表者による交流の様子(写真:University of Macau)

 このほか、マカオ大学代表団は駐日中国大使館を訪れ、吳江浩駐日大使及び杜柯偉公使参事官を表敬訪問。双方はマカオ特別行政区と日本の学術交流・協力の強化について話し合い、大使はマカオ大学の国際化の進展を高く評価するとともに、マカオ大学が日本及びアジア太平洋地域の研究機関との科学・教育分野での連携を深め、マカオ及び国家(中国)の発展に寄与することに期待を示したとのこと。

 マカオ大学の宋永華学長は今回の訪日について、教育、研究、学生交流において多くの著名な大学と協力関係を深めるとともに、今後の連携の方向性とプランが明確となり、マカオ大学の学術レベルと国際的影響力を効果的に高めると同時に、アジア太平洋知育の高等教育の共同発展に積極的な役割を果たすという大ききな成果を得ることができたと総括した。

マカオ大学の宋永華学長(左)と慶應義塾大学の伊藤公平学長(写真:University of Macau)

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